アートリーキッチンについて2019/08/12
アートリーキッチンのはじまりは、株式会社アートリーの“まかないごはん”でした。
アートリーは、システム開発とデザイン制作を中心としたWebソリューションの提供や、IT製品の開発・販売を行っています。設立当時の2011年、ITベンチャーとして四畳半の事務所で寝る間を惜しんで働いていた、佐藤丈亮(代表取締役)と古市将揮(取締役)のふたり。そのとき気づいたのが、心と体を健全に保つためには、なによりも食事が大切ということでした。
当時はほぼ外食で、近所の飲食店も行き尽くし、サイコロで何を食べるか決めることもあったほど。お金もないためファーストフードも多く、胃がもたれる日が続きました。適当な食事ばかりで心も体も荒れ、働き通しのため食べる時間をロスにも感じていました。
なんとかしたいと思っていたとき、佐藤の母親が食事を作りにオフィスを訪れました。
飲食業経験もある佐藤の母が作ったのは、ヘルシーで家庭的なお昼ごはん。忙しい彼らのためにボリュームたっぷり、栄養満点で活力が湧いてくる食事に、ふたりはひさしぶりに癒されました。それ以降、母による“まかないごはん”は、会社が大きくなり社員が15名を超えた現在も続き、多くのスタッフに愛されています。
東京ビッグサイトや幕張メッセなどで年に4回開催される、国内最大級のIT展示会「Japan IT Week」への出展など、手作り“まかないごはん”が、現在のアートリーの活動と前衛的な創作意欲を支えています。
アートリーキッチンは、多角的に事業展開するアートリーのビジネスの中で、初めての店舗運営となります。過去の経験から得た“食の大切さ”を伝えたい……そんな思いが、オープンのきっかけとなりました。
また、アートリーのまかないは取引先のスタッフにふるまうことも多く、その度にとてもよろこんでもらえていたことも、理由のひとつ。「これをもっと広げられないか」と、佐藤は日頃から考えており、いい物件に出会えたことが契機となります。
場所を決め、開店までの準備期間は4ヶ月。カウンターのチェアは鮮やかなレッド、ブラインドはあえてメタリックにし、テーブル席には座り心地の良い、ゆったりとした椅子を設置。モダンでありながらあたたかみを感じられるような内装に仕上げたのがこだわりです。
観光地でもある大須で「ただの居酒屋」にならないよう、洗練されたイメージ作りを心がけ、店舗はデザインされました。
アートリーキッチンは飲食店ですが、アートリーという会社の哲学が反映されています。
料理でお客様をもてなすだけでなく、素材にこだわった上質な料理をラグジュアリーな空間で味わうという、日常を超えた体験をしてもらいたい。高級店ではありませんが、UX(ユーザーエクスペリエンス:ユーザーが製品やサービスを通じて得られる体験)にこだわった店舗にしています。
IT企業でありながら他社とは異なるオンリーワンの事業展開をしてきたアートリーの、新たな挑戦。こだわり抜いた空間でいただく、母の“まかない”の味。ぜひご体験ください。
大須にある和食のおばんざい店「大須ARTORYキッチン」は、夕食やデートでのご利用にぴったり。2階にはテーブル席もありますので多人数でのご利用にも対応しています。大須ARTORYキッチンでは和食のおばんざいがメインですが、お食事としての料理もあり、おばんざいスタイルの宴会を行うことも可能となっています。大須付近の仕事帰りの人には満足して頂けるお食事メニューをご用意しており、和食のおばんざいスタイルではお酒と料理をお楽しみ頂けます。大須観音駅、上前津駅周辺という利用しやすい立地なので、様々な用途でご利用可能です。話しやすいママがいる居酒屋「大須ARTORYキッチン」は、誰にでも居心地の良い空間となっていますのでぜひ訪れてみてください。